ハンディサーチ / NJJ-200
スマートフォンをディスプレイとして採用したRCレーダです。
- 測定可能かぶり厚約300mm
- NETIS登録:KT-150040-VE
概要 :ハンディサーチ / NJJ-200の製品概要
特長
スマートフォンをディスプレイとして採用
本体とディスプレイ部を分離することで※、従来では不可能だったさまざまな鉄筋探査や、スマートフォンの通信機能を生かした、探査データの情報共有を実現します。
※本体とディスプレイ部(スマートフォン)の通信は無線LANで行います。
※ Android™ 4.0 以上に対応、スマートフォン用アプリは製品に付属します。
※ Android™はGoogle Inc. の商標または登録商標です。


スマートフォン・タブレットの通信機能が利用可能
探査結果を即時に転送
スマートフォンを使用しているため、探査データをメールで送付したり、クラウドサービスを利用し、即時に共有ができます。
※携帯電話回線を使用してデータ通信をご利用の際には、携帯電話事業者との契約が必要です。データ通信で発生する各種費用やクラウドサービス利用等で発生する各種費用は、お客様負担となります。

7インチタブレットでの通信も利用可能
スマートフォンと同じように7インチタブレットを使用し、探査結果を即時に転送し。共有することができます。
原子力発電所、工場など、計測環境によってカメラ付きのスマートフォンが使用できない現場でもタブレットを使用することで計測が可能です。

3つの探査モード
エクステンションモード [NEW] | ハンドルレスモード [NEW] | ノーマルモード |
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延長操作棒を取り付けることで、脚立を使うことなく高い位置の探査が可能になりました。また、腰をかがめずに床面の探査もできます。 | ハンドルを取ることにより、これまで探査が不可能だった高さ制限がある場所でも、探査が可能になりました。 | 暗い環境での正確な探査をサポートする"ナビライト"を搭載。LEDによる、探査開始ガイドや"鉄筋検出アシスト機能"により、鉄筋探査が簡単になりました。 |
エクステンションモード
延長操作棒を装着することで、天井や床面をスイスイ走査。これまで負担がかかっていた、脚立の上や腰をかがめての探査から解放されます。

ハンドルレスモード
ハンドルの脱着で車高をさらに低く。従来機種で探査できなかった箇所も探査可能になります。


ノーマルモード

新機能
LEDナビライト搭載

鉄筋検出アシスト機能

バックスクロール機能

- 深度600mm までの目盛り表示(比誘電率「8.0」設定時)
- 従来機種では画面に入りきれなかった波形も表示可能です。
- マーカ最大297個まで対応
- ・1データ最大297個
・3グループに分けて管理可能(1グループのマーカ数は最大99個)
たとえば、1層目の鉄筋と2層目の鉄筋を分けて管理することができます。 - 連続使用時間7時間以上
- スマートフォン採用と装置の省電力化により、前機種よりも80%以上の省電力化を実現しました。
- 非破壊探査レーダで最軽量※の約1kgを実現
- 探査時における作業者への負担を軽減するため、前機種から約17%軽量化しました。
※2013年8月メーカー調べ - 四輪連動式車輪
- 探査面に起伏があっても、四輪の内1つでもタイヤが接地していれば探査が可能です。
距離制限なしでスムーズ探査
データは保存せずに鉄筋位置を長距離探査したい・・・という方に
NJJ-200 はその手間を解消。現場作業をスムーズにします。

ハンディサーチの原理
RC レーダとは?
非破壊検査手法の一つである電磁波レーダ法を用いた、非破壊探査装置です。
コンクリート構造物の非破壊探査に最適化されており、コンクリート構造物内の埋設物(鉄筋、鉄骨、配管)およびコンクリートの部材厚や空洞などを簡単に短時間で探査することができます。 RC=reinforced concrete(鉄筋コンクリート)
電磁波レーダ法による鉄筋探査の仕組み

アンテナから電磁波をコンクリート表面に向けて送信すると、内部に浸透した電磁波はコンクリートと電気的性質が異なる鉄筋・空洞などから反射され、再びアンテナで受信されます。電磁波の反射によって反射物体までの深さ(距離)と水平位置を測定し、深さや位置を画像表示します。
用途
- コンクリートアンカー工事
- コア抜工事
- 電機設備工事
- 空調設備工事
- ガス工事分野
- 水道工事
- コンクリート構造物改修工事
- コンクリート建造物調査診断
- コンクリート橋梁完成検査工事 など
探査画像表示例
コンクリートの断面を画像として表示するので探査対象に対して直角に交わる方向に走査をします。鉄筋断面が山形の画像に変わって表示されます。
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標準 BAモード表示例 RC構造物床(カラー表示) |
標準 Bモード表示例 RC構造物床(カラー表示) |
深 BAモード表示例 RC試供体(モノクロ表示) |
探査結果最長6m以上表示可能

仕様
方式 | 電磁波レーダ方式 |
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探査対象物 | 鉄筋・電気配線管・空洞等 |
かぶり厚さ | 5~450mm(コンクリートの比誘電率6.2、鉄筋径6mm以上で上場筋の場合) |
かぶり厚分解能 | 浅モード:約1mm、深モード:約2mm |
水平方向分解能 | 深度75mm未満にある探査対象物:75mm以上 深度75mm以上にある探査対象物:深度以上の間隔 ※標準コンクリートでの実測値(深度75mm 時に鉄筋間隔15mm 、深度175mm 時に鉄筋間隔40mm の鉄筋を判別可能) |
水平方向距離分解能 | 2.5mm |
表示モード | Bモード(垂直断面図)、BAモード(垂直断面図、反射波形表示) |
画像処理 | 探査時:リアルタイム自動表面波処理、リアルタイムマニュアル減算処理 非探査時:固定表面波処理、ユーザー表面波処理、減算処理、マニュアル表面波処理、平均波処理、ピーク処理、原画再生処理 |
ディスプレイ | スマートフォンによる |
比誘電率設定 | 2.0~20.0 0.1ステップ |
最大走査速度 | 約40cm/s 速度超過ブザーあり |
制御機能 | 画面マーカ(最大297点)、バッテリー容量表示、画面縦横表示、鉄筋自動検出機能、鉄筋検出アシスト機能 |
データ保存機能 | スマートフォン内蔵メモリーカードにデータを出力、メモリー容量2GByte使用時に約200本のデータを保存可能(15mの探査データをバイナリ形式保存時) |
使用温度範囲 | 0~50°C(スマートフォンを除く) |
電源 | 専用バッテリーパック |
連続使用時間 | 7時間以上(バッテリー満充電時、スマートフォンを除く) |
防塵・防滴構造 | IP54 カテゴリー2 ※1 ※2 ※3 |
対応OS | Android™ 4.0以上※4 |
サイズ | 149±2.5(W)×203±2.5(D)×134.5±2.5(H)mm(ハンドル、車輪を含む) |
質量 | 約1kg(バッテリーパックを含む。スマートフォンを除く) |
※1:IP5X とは、直径75μm 以下の塵埃(じんあい)が入った装置内に本探査機を入れて8時間塵埃をかくはんさせ、取り出したときに探査機の機能を有し、かつ安全に維持することを意味します。
※2:IPX4 とは、孔径0.5mm の穴が121個ある注水ノズルを使用し、約50cm の距離から10リットル/分の水を最低5分間注水する条件で、あらゆる方向からの水の飛まつによっても、探査機としての機能を有することを意味します。
※3:カテゴリー2とは、外気に対して、装置内部が負圧にならない状態で粉塵の侵入を防止する。
※4:Android™ はGoogle Inc. の商標または登録商標です。
構成品




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