ストラクチャスキャン500 / SIR-EZ 3D
NETIS登録商品。SIR-EZ 3Dは、3D可視化ソフト内蔵です。
- 測定可能かぶり厚約280mm/約500mm
- NETIS登録:KT-120010-VE
概要 :ストラクチャスキャン500 / SIR-EZ 3Dの製品概要
鉄筋コンクリート構造物内の鉄筋・配管・空洞等の位置と深さを正確に探査可能な一体型レーダ方式の内部探査機器です。
小型・軽量になってもGSSI社最大の特長である多重反射波抑制(偽像)や水平分解能(ピッチ)は、妥協のない高性能を達成しています。操作・判定もとても簡単で、どなたでもプロの探査結果が得られます。 また先進の防塵・防滴構造(IP64規格)のキャビネットを新採用し、粉塵や雨天等の環境の悪い現場での使用に耐え得る安心構造です。
ストラクチャスキャン500 SIR-EZ 3D は使用用途が大幅に拡大
- トンネル覆工厚や内空調査
- 橋梁下部工フーチング配筋探査
- 埋設管探査用として
- コンクリート裏(スラブ等)の配管・配線
ストラクチャスキャン500 SIR-EZ 3D と ストラクチャスキャン SIR-EZの違い

特長
コンパクト一体型の送受信ユニットの新規開発
コンパクトでノイズの影響の少ないワンボックス型のキャビネット送受信ユニットを新規開発。優れたシールド効果で送受信回路からのインターフェアレンス(妨害波)をシャットアウト。
高性能アンテナフィルタ回路の新規設計
アンテナ特性に起因する独自ノウハウ「抵抗体の設計」を保有し、世界で初めて地中レーダを実用化したGSSI社。地中レーダ世界シェアNo.1の実績をもとに、多重反射波(偽像)の少ない高性能アンテナフィルタ回路を設計。
密集配筋や配管も探査可能
高周波 1600MHzパルスを採用し、探査距離1cm当たり4scan(測定)の高密度探査が可能。
例:配筋深度10cmの場合、水平分解能(ピッチ)2.5cm程度でも判定可能。
先進の防塵・防滴キャビネットを採用(IP64規格)
過酷な使用に耐え得るキャビネットを新たに開発。粉塵や雨天などの環境の悪い現場でも安心して使用可能。
(SIR-EZ 3Dのみ)3D可視化ソフト 『3D Viewer』が本体に内蔵

主な機能
画面表示例と説明

誘電率の測定


探査結果例

CD管を探査するポイント
全深度透視図だと確認が出来なかったCD管、画像スライスすることで容易に確認可能です。
スライス(4㎝幅)で受信信号のみを最適な感度に自動調整、CD管等の微弱な受信信号を増幅し更に見え易くなります。
CD管が見えにくい理由
CD管(ジャバラ)内の配線は内部を波を打つように配線されている為、電波が電線に当たる箇所と当っていない箇所の違いから、所々表示が薄くなっていると推測されます。
(上部に空気層《比誘電率:1》が存在した場合、空気中を進むスピードがコンクリート内に比べ速い為、配線《比誘電率:∞》と打消し合う信号合算が生じ、一部の映像が見えなくなることが多い)
オプション - 報告書作成ソフト レポートエディタ
報告書作成ソフトで大量の測定データの整理・報告書作成の支援、パソコン管理、電子ファイルとして転送等、データを迅速に処理し、作業の効率がUPします。

- ストラクチャスキャンSIR-EZシリーズのデータ読込・処理
- 地表面位置のアジャスト・深度/水平位置スケールの変更
- Aモード表示とポイント指定(1データごとに無制限にポイント指定が可能)
- 設定値の変更(GAIN・誘電率・表示サイズ)
- ポイント指定位置の削除・変更機能やポイント表の貼付
- 表示色の設定(カラー・白黒)Aモード波形振幅の変更
- ターゲット間の平均距離・平均被りの自動計算
- 任意の切出しデータをポイント指定・印刷実行
- 複数の探査データを一括編集可能
- 報告書雛形を作成し、登録可能
- 探査開始場所が同じ3つの探査データを同時に解析可能
- 読み込んだデータの縦横比を任意で拡大・縮小可能
- 測定場所ごとに発生するノイズを除去し、画像を鮮明に
- 深さ方向を5層に分け、感度を上げたい深さだけを任意で調整可能
- 金属・非金属のカラーを分けてマーカーを打つことができる
- 鉄筋間隔・平均かぶりなど、必要な情報を自動計算
マーキング作図例

配筋ポイント座標位置
単位:cm 距離平均: 18.5cm 被り平均: 8.8cm
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
距離 | 1 | 20.8 | 28.3 | 57.2 | 70.5 | 89.7 | 132.8 | 144.3 | 161.8 | 178.3 | 196.5 | 204.7 | 223.2 |
被り | 7.9 | 8.1 | 8.3 | 8.9 | 8.7 | 9.8 | 9.5 | 9.3 | 9.3 | 9.1 | 8.7 | 9.1 | 8.1 |
注意点
一回の走査で20mまでがデータ保存できます。
オプションのソフトはUSBドングルキーがついておりますので、一時に一基のPCでのみ使用できます。
仕様
測定方式 | レーダー方式 |
---|---|
測定対象物 | 鉄筋、塩ビ管、空洞等 |
測定深度 | 5~500mm (メーカーカタログによる) |
カーソル精度 | (垂直)0.1mm以下、(水平)2.5mm以下 |
ピッチ | カブリ:ピッチ=1:0.23 |
測定距離(一回の走査) | 装置内部メモリーは約2km、外部メモリーは容量により決定 |
制御機能 | 画面反転、オートターゲット機能、表示色変更、自動誘電率変換 スクロール機能、ターゲットポイント指定(8ポイント) |
最大走査速度 | 約40cm/s 速度アラーム付き |
画面表示色 | 白黒 2種類、 カラー 3種類 |
電源 | バッテリー動作 |
連続使用時間 | バッテリーで約3時間 |
外部接続 | パソコン(専用ソフト必要) |
メモリーカード | SDメモリーカード・USB外部出力(パソコン直接接続) |
PC編集ソフトウェア | 報告書作成ソフト レポートエディタ(オプション) |
寸法 | 約154(W)×175(H)×232(D)mm 最大高さ |
重量 | 約1.5㎏ |
構成品




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