Magna-Mike 8600は、シンプルな磁気式を採用した厚さ計で、非磁性体素材の肉厚を正確に繰り返し測定することができます。操作は非常に簡単で、小型のターゲットボールやターゲットディスク、ワイヤーターゲットを、測定物の中に投入または片側に設置し、測定物の外側から磁気式プローブを接触させスキャンします。ホール効果を利用したセンサーがプローブ先端部とターゲット間の距離を計測し、測定値を瞬時にデジタル表示します。

「ターゲット」と「プローブ」間の距離から、プラスチック容器・ペットボトル・ガラス・木材などのさまざまな非磁性体製品・部品・素材が規格通りの均一な厚さに仕上がっているかどうかを測ることができます。簡単な操作で高精度に測定することが可能で、対象物を破壊・分解する必要がないため、製造現場における品質検査などに広く使用されています。

2種類のプローブと付け替え可能なウエアキャップ ※弊社は標準タイプのみ

Magna-Mike 8600には、付け替え可能なウエアキャップが先端に付いたストレートタイプおよび直角タイプの磁気式プローブがあります。ウエアキャップは磨耗した場合など交換が可能なので、プローブを長期間使用することができます。

標準タイプのウエアキャップ

0.001mmから25.4mmまでの肉厚を測定 ※弊社では9.1mmまで

Magna-Mike 8600は、多彩なターゲットオプションを用意しているので（4タイプのターゲットボール、2タイプのマグネチックボール、2タイプのターゲットディスク、ワイヤーターゲット)、さまざまな用途に対応可能です。

プラスチック製、ガラス製のボトル、容器

プラスチック製容器などの用途では、容器の中に小さいターゲットボールを入れ、磁気プローブで容器の外側からターゲットボールを引き寄せます。表面または屈曲部に沿ってプローブを動かすと、小型のターゲットボール が追随します。Minモード機能では、厚さ計は測定中の厚さ値および最小値の両方を継続して表示することができます。

英数字データロガー内蔵

Magna-Mike 8600は英数字データロガーを備えており、測定値を簡単に保存･転送することができます。
測定値の保存に使用可能なファイル形式は、インクリメンタル、シーケンシャル、カスタムポイント付きシーケンシャル、2-Dグリッドです。

Excelスプレッドシートに直接出力

Magna-Mike 8600には、RS-232コネクターおよびUSBコネクターが付いているため、直接データをExcelスプレッドシートに送信することができます。付属のWINXLインター
フェースプログラムを使用し、厚さ測定値をコンピューターに出力またはファイルとして送信することができます。

WINXLインターフェースプログラム

プローブ

耐環境仕様

入力/出力